個展終了しました。

先日ギャラリーNOWで開催した個展「山本茜 截金ガラス展」が無事終了しました。

会場では4年前の初個展以来、応援してくださっている懐かしい方々にお会いできて大変嬉しく、今回も大きな励みをいただきました。

また、北は北海道、南は佐賀県から、全国大勢のお客様にお越しいただき、お蔭様で盛会のうちに会期を終えることができました。

これも皆様のご支援とご理解の賜物と、感謝申し上げます。

今回の個展でも沢山の新しい出会いがありました。

作家をしていなかったら出会うことは無かったであろう、方々。

作家になって良かったとしみじみ思います。

皆様からいただいた大きな励ましと沢山のご意見を糧として、また次の展覧会に向けて一歩を踏み出します。

また展覧会場でお会いしましょう。

本当にありがとうございました。

ギャラリーNOWにて

ギャラリーNOWにて

 

 

2015年1月29日

まもなく個展!

もうすぐ、1月9日から個展が始まります。

初日まであと3日しかありませんが、まだ制作中です。できるだけ多く作品をご覧いただきたいので、ギリギリまで頑張ります。

最終的には、立体・工芸作品を24点、アクセサリー30点の出品になりそうです。

今回の個展については、アートコレクターズ1月号と婦人画報2月号が取り上げてくださいました。

これを機に、「截金ガラス」を知っていただけたらいいな、と思っています。

実際に作品をご高覧いただけたら幸いです。

富山は雪模様ですので、お越しになられる際は、くれぐれもお足元にご注意ください。

山本 茜 截金ガラス展

会場/ ギャラリーNOW 〒930-0944 富山県富山市開85 tel  076-422-5002

会期/ 1月9日(金)~24日(土) 時間/ 10:00~18:00(日、祝17:00まで) ※19日(月)休廊

 

アートコレクターズ1月号

アートコレクターズ1月号

婦人画報2月号

婦人画報2月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年1月6日

「融合する工芸」終了しました!

先日は銀座和光での「融合する工芸」展へお越しいただきまして、ありがとうございました。

おかげさまで、連日たくさんの方にご来場賜り、大盛況のうちに終了することができました!

ウィンドーに大きな作品写真。これを見て会場へお越しくださった方もおられました。

ウィンドーに大きな作品写真。これを見て会場へお越しくださった方もおられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

会場の様子

会場の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど、去年の今頃、この展覧会の企画が持ち上がり、1年かけて5人の作家とアドバイザー、写真家、デザイナーと、8人の力を合わせて準備を進めてきました。

私は今まで一人で作家活動をしてきたので、このように異分野の方とのコラボレーションは初めての経験でしたが、いまだかつて触ったことの無い素材に触れ、それぞれの持つ哲学、思想を交換し合い、作品と展覧会を作っていくということが、とても刺激的でした。

これから作家活動を続けていく上で、この展覧会には大きな意味があったと思います。

1年間、共に戦った仲間たち。

これからまた別々の道を歩みます。

そして、いつかまた、それぞれが成長して、また出会うことがあったなら、

その時はまた一緒に作品を作りましょう!

素晴らしい仲間と燃焼しつくした、かけがえの無い、宝物のような1年間。

そしてその成果を見に会場へ駆けつけてくださった皆様、

皆様のご理解とご支援が無ければ、この展覧会の成功はありえませんでした。

心から、感謝申し上げます!ありがとうございました!

和光時計塔で記念撮影。上段左から、アドバイザーの前崎信也さん、田辺小竹さん、若宮隆志さん、下段左から若杉聖子さん、私、笹井史恵さん。

和光時計塔で記念撮影。上段左から、アドバイザーの前崎信也さん、田辺小竹さん、若宮隆志さん、下段左から若杉聖子さん、私、笹井史恵さん。

2014年10月31日

日曜美術館をご覧いただき、ありがとうございました。

9月21日の日曜美術館をご覧いただきまして、ありがとうございました。

多くの方々から、反響をいただきました。

ほんの一部ですが、制作風景をみなさまにご紹介でき、大変嬉しく思っています。

作品を理解していただく一助となればと願っています。

第61回日本伝統工芸展はこれから全国を巡回いたします。

ご都合の良い会場で作品をご覧いただければ幸いです。

山本 茜

2014年9月24日

金魚に截金

漆作家の笹井史恵さんから、愛らしい彫刻が届きました。

ako1

10月の和光さんでのグループ展の、コラボレーション作品です。

 

実は、この彫刻のモデルは、私のペット、出目金の阿子ちゃんです。ako

笹井さんから、「茜さんの思い入れのあるものを立体にしましょう。」

との、ありがたいお申し出があり、阿子ちゃんをお願いしました。

 

この阿子ちゃんの尾ひれの部分に截金を施します。

まだまだ制作途中です。

まだまだ制作途中です。

截金はもともと、「仏様におべべをお着せする」、仏像の加飾荘厳の役割を担っています。

私は現在、截金をガラスに封じ込めて作品を作っていますが、

それはこの「加飾」という役割から截金を切り離し、截金単体での芸術表現を目指しているからです。

截金を作品の内部空間に浮かせることで、截金が自由になると思ったからです。

 

今回のコラボレーションは、久しぶりに截金の原点ともいうべき「加飾」の技法に立ち返る、いい機会になりました。

漆の肌に直接截金をするのは初めての経験ですが、膠が下地にしみ込まないのは、ガラスと同様。

ガラスに截金を施す感覚と似ていて、面白く感じています。

可愛い阿子ちゃんに截金という晴れ着を着せて、和光さんへ送り出したいと思います。

 

ぜひ、10月に和光さんで、完成品をご覧ください!

 

融合する工芸ー出会いがみちびく伝統のミライー
2014年10月17日(金)~10月26日(日)※18日(土)14時からギャラリートーク
和光本館6階 和光ホール

 

 

 

 

2014年7月4日

和光さんで打ち合わせ

6月23日、東京・銀座の和光さんへ行って来ました。

10月のグループ展の打ち合わせのためです。

出品作家、アドバイザー全員そろっての、大変有意義な打ち合わせになりました。

このグループ展の特筆すべき点は、美術史学者の方がかかわる事でしょうか。

明治時代初期までは異素材を併せての合作は当然のように行われ、現在よりも多様な作品が生まれていました。

近代以降の西洋化の中で、美術や工芸も分類化され、作家は個人で創作し、表現が固定化されてしまいました。

今回のグループ展は、こういった歴史的な流れをふまえ、現代の異分野の作家が合作することで生じる新たな表現を模索していくことを大きなテーマにしています。

截金ガラス×蒔絵=?

截金×乾漆=?

截金×竹=?

截金ガラス×白磁=?

いずれもまだ制作途中です。

初めて触れる素材に、初めて截金を施す。とてもいい刺激になります。

今回ご一緒させていただく作家の皆様はいずれも世界でも大活躍の素晴らしい方達ばかりです。

作品にものすごいパワーがあるので、コラボレーションがとても楽しいです。

どんなものが生まれるかわからないワクワク感。このワクワクを皆様にお伝えできればと思います。

ぜひ、会場へお越しください!

 

融合する工芸ー出会いがみちびく伝統のミライー
2014年10月17日(金)~10月26日(日)※18日(土)14時からギャラリートーク
和光本館6階 和光ホール

特別に和光さんの時計台へ上らせていただきました。戦前から時を刻んできた、歴史の生き証人との記念撮影にとても興奮しました。 写真右から 前崎信也さん、笹井史恵さん、田辺小竹さん、若杉聖子さん、私。

特別に和光さんの時計台へ上らせていただきました。戦前から時を刻んできた、歴史の生き証人との記念撮影にとても興奮しました。
写真右から 前崎信也さん、笹井史恵さん、田辺小竹さん、若杉聖子さん、私。

2014年6月24日

輪島に行ってきました。

昨日、輪島に行ってきました。

10月のグループ展でご一緒する、若宮隆志さんの工房をお訪ねしました。

工房の職人さんともお話できて、漆の世界の奥深さを垣間見ることができ、大変有意義な輪島行でした。

黙々と、漆を研いでいる職人さん。ガラスの研磨と共通した空気を感じました。

 

さて、10月のグループ展の展覧会名は、

「融合する工芸」ー21世紀の工芸はコラボレーションが創る

を予定していますが、

「各作家がコラボレーションして、今までに無かったものを創る」

という面白いコンセプトをもとに、展覧会を組み立てています。

 

若宮さんとは、「私がガラスの香合を作り、中に若宮さんが蒔絵を施す」

ガラス×截金×蒔絵=?

という試みです。

どんな答えが得られるか、初めてのことなので、とてもワクワクしています。

はてさて、どんな作品に仕上がるか、ぜひ、会場でご覧くださいね!

雪をテーマに作った截金ガラス香合。中には既に黒漆が塗られていました。雪を題材にした物語を蒔絵で施して下さるそうです。楽しみです!

雪をテーマに作った截金ガラス香合。中には既に黒漆が塗られていました。雪を題材にした物語を蒔絵で施して下さるそうです。楽しみです!

 

「融合する工芸」-21紀の工芸はコラボレーションが創る-

会場:和光本館6階 和光ホール

会期:2014年10月17日(金)~10月26日(日)

*ギャラリートーク 10月18日(土)14:00~

念願の香合完成!

香合の写真を工芸作品のページにUPすることができました!

初めて截金を曲面のガラスの間に封入することに成功したのが、去年の3月、作ったのが茶碗でした。

次は蓋と身を作って、香合にしよう! と思ったものの、

小さな方がガラスの加工が難しく、溶着の時に、空気が残ったり、ガスが入ったり…。

ようやく溶着に成功しても、香合の形に削り出す時に割れてしまったり、截金まで削ってしまったり。

はたまた、上手く削り出せたと思ったら、蓋と身の截金の柄が合わなかったり…。

幾多の失敗を重ね、ようやく、ようやく、納得の行く作品ができました。

気付けば、1年以上の歳月が流れていました。

今回も数え切れない程の失敗から、多くを学ぶことができました。

また次の目標に向かって頑張ります!

ガラスを極限まで薄く削り出しました。手に取ってみても、ガラスとは思えないほど、軽くて扱いやすい香合に仕上がりました。

ガラスを極限まで薄く削り出しました。手に取ってみても、ガラスとは思えないほど、軽くて扱いやすい香合に仕上がりました。

雪のデザイン。

今年はいつまでも寒い日が続きますが、山奥にある私の工房も、今日で4日連続の積雪です。

山も真っ白。

山も真っ白。

京都市内ですが、ここは豪雪地帯。雪かきは大変ですが、雪好きの私には天国のような場所です。
「雪は空からの手紙。」中谷宇吉郎博士の何ともロマンチックな言葉に、いつしか雪の結晶を観察することが習慣になりました。

雪が降ると、毛足の長いニットを着て、外に出ます。
ニットの繊維にひらひらと届けられる「空からの手紙」。
とてもはかなくて、数秒で溶けてしまいます。

様々な形があるけれど、私はやはり六角形の結晶が美しいと感じます。
自然の造形力は、凄まじいものです。はっと息を呑むほどに美しい結晶が次々と降ってきます!
悩ましいのが、すぐに溶けてしまうので、写真に収める時間、ましてやスケッチをする時間が無いこと。目に焼き付けようとしても自然の造形は私の想像の範囲をはるかに超えていて、とても不可能。

そんなときに、某先生から「雪の結晶図鑑」(菊池勝弘・梶川正弘著/北海道新聞社)という、とても素敵な雪の結晶の写真集を教えていただきました。
そこには、私がスケッチしたくてもできなかった雪の結晶が、鮮明に写真に収められておりました。

截金で雪をデザインした作品を作るとき、今までは土井利位の「雪華図説」を参考にしていましたが、今はこの写真集を頼りに自分が観察した雪の結晶の記憶を呼び出して制作しています。
写真集を教えてくださった先生、ありがとうございました。

「模様から模様を作らず」とは、かの有名な陶工、富本憲吉先生のお言葉。自然の写生から文様を創作することの大切さを説かれました。
陶芸の世界と截金の世界はまた違うので、一概には言えませんが、とても深い言葉です。

截金は仏像荘厳の文様が根底にあります。古より受け継がれ、研ぎ澄まされた美を持つ古典文様も大事にしたい。
一方で、自然を写生し、深く見ることにより美を発見し、デザインに落とし込んで創る文様も沢山生み出したいとも思います。

雪の結晶の創作文様を配したお皿。この後、ガラスを被せて溶着します。

雪の結晶の創作文様を配したお皿。この後、ガラスを被せて溶着します。

 

 

 

2014年3月11日 | カテゴリー :

西出大三展、3月21日まで開催中。

石川県立美術館でのワークショップが終わり、同館の西出先生の展示室へ。

今回は70点もの作品が展示されています。
作品は年代別、テーマ別にゆったりと配置され、大変見ごたえのある展覧会でした。

実は私は西出先生の大ファン。
普通、截金師は土台になる仏像や箱を、仏師や木工師に注文して作ってもらいます。私もかつてはそうでした。
でも西出先生はご自分で木を彫刻し、そこへ截金を施します。
最初から最後まで、徹底してご自分の美意識を通されるのです。

私がガラスを始めて、一番嬉しかったことは、西出先生同様、一から自分で作品を作れることでした。
ガラスを溶かして、截金をして、ガラスを溶着して、研磨して…。截金ガラスは膨大な作業工程が必要ですが、自分ひとりで物を生み出せる。隅々まで自分の美意識を貫ける。作家として、大きな喜びを感じています。

西出先生の厳しい美意識が積層されたような作品たち。どこまでも美しく、愛らしく、そして気高い作品たち。
先生の生誕100年を記念するにふさわしい、かつて無い大規模な展覧会です。
3月21日まで開催しています。どうぞこの機会にご覧ください。

作品写真満載の素敵なリーフレットがもらえます!

作品写真満載の素敵なリーフレットがもらえます!

 

2014年2月25日 | カテゴリー :