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お知らせ

第65回日本伝統工芸展のお知らせ

山本 茜

山本茜の截金硝子花器「水鏡」が入選しました。

会場、会期等詳細は日本工芸HP→ https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/65

現時点では 東京、名古屋、京都会場まで巡回が決まっております。それ以降は追ってお知らせさせていただきます。

<作品解説>
水面を覗きこんだ時に水に映った姿。 風が吹いて、または雨が降って、魚が飛び跳ねて…。水面が波立ち、姿はかき消されてしまいます。水面に静寂が戻った時に映った姿は、もう先ほどのものと同じではありません。
この瞬間も瞬く間に過去になり、事象は刻一刻と変化していきます。だからこそ輝く「いま」なのだと思います。

底面からの器の立ち上がり角度を広く削り出すことによって、器全体が光を溜め込み、輝くように工夫しました。 上面の凹みは、水を溜める用途と、ガラスの存在を消し、視線を作品の奥へと誘い込む効果を兼ねています。下から覗きこむと、この凹みに截金文様が複雑に映り込んで大変美しいです。様々な角度からご覧いただけますと幸いです。

水鏡