山本茜の截金硝子掛絡香合「○△□」(きりかねがらすからこうごう「まるさんかくしかく」)が入選しましたのでお知らせいたします。
会場、会期等詳細は日本工芸会HP→ https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/66
現時点で作品の巡回は東京、名古屋、京都、大阪会場まで決まっております。それ以降は追ってお知らせさせていただきます。
<作品解説>
掛絡(から)とは、禅僧が用いる袈裟についた象牙の輪のことを指し、掛絡香合は江戸時代の大名茶人、片桐石州が好んだと伝えられ、現在でも親しまれている形です。 今まで木工、漆、陶磁器での作例はありましたが、ガラスの作例は無く、この形に挑戦することにしました。 実際に作ってみてガラスの作例が無かったことに納得。蓋の外側と内側の合わせを同時にぴったり研磨によって合わすのは至難の業でした。 禅宗にちなみ、色は東福寺の小市松の庭園をイメージして青と緑の片身替りにしました。 截金文様は禅の教えを表すという○△□から、三角と四角のみの幾何学文様で構成しました。 香合の形○と、截金文様の中から思い思いの△□を探していただき、楽しんでご覧いただけましたら幸いです。