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山本茜の截金硝子蓋物「掬月」が入選しました。
会場、会期等詳細は日本工芸HP→ http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/64/?tab=info
現時点では 東京、名古屋、京都会場まで巡回が決まっております。それ以降は追ってお知らせさせていただきます。
<作品について>
会場では蓋を閉めた状態で展示され、蓋を開けて中をご覧いただくことはできませんので、 蓋を開けた様子をこちらでご紹介させていただきます。
題名に「掬月」とあるように、月を盥の水に映して鑑賞する月見の様子を表した作品です。
盥に水を張った直後は水面が波立ち、月は朦朧として映像を結びません ( 蓋を被せた状態 ) が、しばらくして水面が落ち着くと、月を綺麗に映してくれます ( 蓋を取った状態 )。以上の時間の経過を蓋と器を使って表しました。
器は凪いだ水面に月が映っています。截金の上から夜空の色のグレーのガラスを被せていますが、月とその周囲だけ透明のガラスを被せる事で、月が輝く様子を表現しました。
蓋を通してでも中の月が朧に透けて見えますので、ご高覧いただけますと幸いです。
截金硝子蓋物「掬月」
器(蓋を取った状態)
新作のコラボレーション作品を紹介していただきました。(掲載ページ 121頁) ご覧いただけますと幸いです。
詳しくはこちら→ http://www.hearst.co.jp/brands/kimono
掲載いただいた作品は、香合『緋の襲』です。
富山市のギャラリーNOWにて10月21日〜11月5日に開催される、重要無形文化財「紋紗」保持者の土屋順紀先生、九谷赤絵の見附正康さん、截金ガラスの山本茜による3人展、「響き合う美」展に出品いたします。
見附さんの赤絵の器に私が截金ガラスの蓋を作り、土屋先生の紋紗の仕覆を合わせ、一つの作品にしました。とても美しく、特別な作品に仕上がりました。
「響き合う美」展では、3人のコラボレーション作品を中心に個人作品も発表いたします。後日改めてこのホームページ上でもご案内させていただきます。
「現代工芸の作り手たち 第4回 截金ガラス」と題して掲載いただきました。
(阿部出版ホームページ→http://www.abepublishing.co.jp/user_data/tougei_new.html)
菊池寛実記念智美術館学芸員 島崎慶子さまにご寄稿いただきました。作品写真7点も掲載されております。
(掲載ページ 100-105頁)
ご高覧いただけますと幸いです。
「生命(いのち)輝く」がミキモト銀座4丁目本店に常設展示されています。
(ミキモトHP→ https://www.mikimoto.com/jp/)
「生命(いのち)輝く」は真珠を生み出すアコヤ貝と伊勢志摩の青く輝く海をテーマにした作品です。
アコヤ貝の殻を抽象化した形に、底部は宝石のカッティングを施し、キラキラと輝く作品にしました。
截金文様はアコヤ貝の表面を覆う突起の形に波文様とミキモトの頭文字「M」を混ぜ合わせて創作し、真珠や海の泡をイメージした丸い箔をアクセントで加えました。
ミキモトの創始者、御木本幸吉が初めて真珠の養殖に成功したのは、貝殻に付着した状態の半円真珠でした。作品の裏側から半円を彫り込むことで、そのミキモトの原点とも言える半円真珠を表現しています。真珠の部分はあえて不透明にし、真珠のまろやかな光沢を目指しました。
東京へお出かけの際にはぜひミキモトへお立ち寄りいただき、ご高覧いただけますと幸いです。